譜めくりすと

  • 2008/01/03(木) 20:30:07

これをお読みの方の中に 12月31日深夜の東急ジルベスターコンサートの
テレビ放送をごらんになった方いらっしゃいますか?(テレビ東京系)

『クライスラーの愛の喜び』…千住真理子さんと仲道郁代さんのduo演奏…に
司会者が譜めくりすとを紹介したのです。驚きました。
オーケストラの男性コンサートマスターの方が仲道さんのピアノ楽譜の譜めくりを
したのですが、「譜めくりをされるコンサートマスターはジェントルマンで…」
といったご紹介でした。


さて、新年早々譜めくりの話になったか?
元旦、2日に放映された、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見たからなのです。
鶴は元旦は気がつかなかったのですが、昨夜、確認!!
セカンドヴァイオリンのトップを弾いているピーター氏!
なんと、お懐かしいお顔!

なぜなら、昨年3月にピーター氏のコンサートのピアノ伴奏者の譜めくりをしたからです。 
コンサート前日、息子のお受験祈願のお札をいただきに大宰府にドライブ中いきなり
某教会牧師夫人からの電話で「明日のコンサートの譜めくりを!」との依頼。  
その夜演奏されるモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスのヴァイオリンソナタすべてのHenle版楽譜を持ってはいたのですが、 実際に演奏に使われる版がなにであるかも
わからないし、お引き受けしたものの、かなりドキドキでした。

コンサート直前、ピアニストにお会いし、お使いの楽譜がすべてヘンレ(Henle)版
と知りとりあえず安心。
「昨日、突然譜めくりを仰せつかった鶴です。楽譜は読めますからご安心ください。」
と、自己紹介。ピアニストのミュラー・綾子さんはちょっぴり不安そうでした。

譜めくりがどんなに大変な仕事であるか『やってみなきゃわからない!!』の一言。
まず、手が乾燥するのでおしぼりをずっと持っている。(手が乾燥すると紙1枚を
上手にすばやくめくることができないのです。 事前に調律師の方に指摘され、
舞台の袖に用意された演奏者用のお茶セットのポットからお湯を拝借し
小タオルを湿らせておしぼり完成) 
そして、演奏者の視界に入らない下がったところ(これは、最近鶴を悩ませている
老眼が役に立ちました)で待機、そして、立ったり座ったりを音を立てずに忍者のように振舞う。
1曲目で椅子が軋むことに気付き、休憩中に調律師の方がいすの軋み音を取り去る術を
行ってくれました(調律師ってすごいです。優れたコンサートチューナーは
ピアニストの強い味方です!を実感)

本番中は ピアノ弾いているほうが楽!としか言いようのないほど、緊張しました。 
どんな演奏であったかコメントを求められても答えられないくらい、譜めくりに没頭していました。

でも、1曲目終わったときにミュラーさんからすぐに「譜めくり上手ね!」と言われ一安心。
さらに ピーター氏にも「こんなにうまい譜めくりは今までに会ったことなかった」、
「とても上手な譜めくり」と、お褒めのお言葉をいただきました。これって 鶴の自慢? 
もちろん、当日 譜めくりすとの紹介はありませんでした。

なお、ミュラー・綾子さんのご主人ミュラー氏はウィーンフィルのトップ・ファゴット奏者
なのですが、テレビの中継でお二人のファゴット奏者のどちらがご主人であるかは
鶴にはわかりませんでした。

この記事に対するコメント

オーラって…なん

オーラって…なんだろう…?

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

グールドの描き出すブラームスの世界

全体に飾り気なく、緻密に音楽を弾き出している。

コンサート・マスターとは

オーケストラの第1ヴァイオリンの首席奏者を指し、指揮者の音楽的発言を的確迅速にオーケストラ全体に伝え、逆にオーケストラの総意を指揮者に伝える重責がある。